ほんだ浩 令和4年度議会質問

令和4年度芦屋町議会にて私が一般質問したことに対して、行政執行部が回答したものである。

2月25日212号

配布できていない世帯への今後の対応は。
11月末から配達方法を見直し、日本郵便の「ゆうパック」で再度配達を行うようにしている。
戸別受信機での受信情報の種類は。
緊急一斉放送、一斉放送、自治区等放送の3種類に区別している。
自治区等放送に必要なパソコンの研修はどのようにしたのか。
各区より区長とパソコン操作のできる人に参加してもらい、入力・配信・予約方法などの操作研修を行った。
自治区で配信する際に気を付ける点はあるのか。
区に対する操作説明会時に、配信に関する取り扱い注意事項を説明している。
自治区から配信するパソコンの管理は。
区長や区長が指定する人に、自宅などで管理するようにお願いしている。
各世帯の接続状況確認はどのようにしているのか。
戸別受信機の受信状況の確認は、毎月10日と25日の午後3時に試験放送を行い、音声と文字を表示するようにしている。
戸別受信機の稼働が正常にできているのか確認する方法を考えるべきでは。
各区長などに適切に設置されているのか、回覧や高齢者などへの確認をお願いしたいと考えている。
広報紙などで戸別受信機の特集を掲載する予定は。
2月号に掲載し、町民に周知を図りたい。
今年度誕生した10人の防災士の活用方法は。
県の防災士スキルアップ研修や町の研修会・避難訓練への参加を通し、町独自の災害に対する知識やハザードマップの内容の理解を深めてもらい、各自治区などで活躍できるように考えている。

5月25日213号

サロン事業の令和元年度以降の開催状況は。
令和元年度は全19地区で延べ357回開催、令和2年度は4地区が新たに加わり、全23地区で延べ217回開催した。
サロン事業による効果は。
高齢者の健康づくりや生きがいづくりに効果が表れている。
芦屋町フレイル予防応援DVD「元筋体操」の2月末までの配布数は。
作成した2200枚のうち約300枚を配布した。
配布できていないDVDはどうするのか。
認知症予防教室やいきいき昼食会、敬老会、老人クラブ主催のイベント時に、積極的な配布に取り組みたいと考えている。
配布したDVDが各家庭や地域でどのように活用されているか、検証はしているのか。
各家庭での活用方法については現在把握していない。自治区公民館体操や地域交流サロンではDVDを利用した活動を行っており、今後は配布した世帯や自治区に対してアンケートを実施し、活用方法や意見などをお聞きしたいと考えている。
高齢者が行っている散歩に対して福祉課としてどのような考えを持っているのか。
健康の保持・推進のためには、散歩を含め適度な運動が重要な要素であると認識しており、老人クラブのウォーキング大会を支援している。
散歩をする際に何か目安や目標になるものがあれば、やる気が湧いたり計画的な運動が可能になると思うが、何か対策はあるか。
散歩を継続するための動機付けとして、県の「ふくおか健康ポイントアプリ」がある。操作に不慣れでアプリの活用が難しい人がいることも承知しているため、今後、高齢者のデジタルデバイド解消を目的に、高齢者を対象としたスマホ利用教室を開催し、講師養成などを行う予定である

8月25日214号

高齢者就労の取り組みは。
高齢者能力活用事業を行っており、事業の運営は芦屋町社会福祉協議会に委託
している。
高齢者能力活用事業とシルバー人材センターの違いは何か。
高齢者能力活用事業は、低価格で地域の人に利用してもらえるが、サービスの多様性の面で民間企業に劣る。 シルバー人材センターは、事業者として労務単価や諸経費率を自由に設定でき、近隣市町村センターから人材を派遣してもらえる。しかし、新たな法人設立のため維持管理経費が増大し、利用者の負担が増える。
県内市町村の9割がシルバー人材センターに関わっている現状から、近隣市町村との連携など地域の利用者、勤務する人の双方にとってデメリットよりメリットの方が大きいのでは。
近隣市町村と相互の人材派遣の可能性が増えることで、安定的な業務提供や就労につながり、業務単価アップは就労者の処遇改善のメリットがある。利用者側の視点では、費用負担の上昇がデメリットになることが想定される。
高齢者の多様な能力を活用するために登録人数の増加や仕事内容に幅を持たせるなど、町民のニーズに応えることが必要では。
芦屋町社会福祉協議会と協議を行う。また、シルバー人材センターへの移行は、芦屋町単独設置や近隣自治体との共同設置が考えられる。関係機関や近隣市町の取り組み状況など、高齢者の就労支援の調査研究を進めていく。
「高齢化」から「超高齢化」に向かう中で、地域を支える互助の団体と町の関わりはどのようになっているのか。
地域を支える互助団体は芦屋町老人クラブ連合会、芦屋町手をつなぐリボンの会、あしや助けあい・支えあいの会(通称あしたの会)などがある。町は、広報あしやで会の活動を取り上げ、会員数の増加に向けた支援を行っている。

11月25日215号

商店の現況について、規模や商店数、職業種と後継者はどのように把握しているのか。
芦屋町商工会から、業種、店舗数、従業員数などは回答してもらったが、後継者情報は把握できていない。
事業者支援制度の中から芦屋町創業促進支援事業補助金の内容と、今まで申請された件数は何件か。
芦屋町内で創業する人を対象に創業費用の2分の1、最大200万円を補助する制度である。平成27年度から令和3年度末までに申請を受けた事業者数は、22事業者である。
芦屋町創業促進支援事業補助金に該当しない事業所も町内にある。該当する事業所の見直しは起業を考えている事業者にとって、芦屋町で起業するきっかけになると思うが。
芦屋町創業支援事業補助金は、需要の増大や雇用創出を目的とし、新たに創業を行う者に補助金の交付を行っている。今後も創業を推進していくため、要綱の内容は経済の動向や創業に関するニーズなどを把握し、必要に応じて見直しを行っていきたいと考えている。
巡回バスが2路線から3路線に増便され2年が経過した。利用の状況は。
利用者は、2路線から3路線に増便された令和2年度が2万9502人、令和3年度が3万2354人である。
「足が悪いと近くでも荷物を持っての移動が難しい」という声がある。巡回バスを既定の経路や時刻表の無い予約型のバスであるオンデマンド式に一路線でも試行してはどうか。
ドア・ツー・ドア方式は歩行が困難な高齢者にとっては大きなメリットがあるが、現在無償で路線運行している巡回バスをドア・ツー・ドア方式で運行することは、芦屋町が町内限定で無償のタクシー運行を行うという意味となり、民間事業者の圧迫につながりかねない懸念があり、さまざまな課題があるため、慎重な検討が必要になると考えられる。



令和には人々が美しい心を寄せ合う中で、文化が 生まれ育つつという意味が込められているそうです。
私も皆様と心を寄せ合いながら活動をしていきます。


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